2018.02.15
2月15日(木)会派行政視察
少しだけ春めいた日が感じられるようになりました。今日は2月初旬に行った「自民つくばクラブ・新しい風」の行政視察についてご報告します。(今回も五頭議員に写真をお借りしました。いつもありがとうございます。)
1 日目の2月1日は鹿児島市の観光農業公園グリーンファームを見学させていただきました。滞在型市民農園(循環型農業)+直売所+レストランで1次産業から6次産業までの流れが確立されていました。その後は「知覧平和記念館」に案内していただきました。千数十人に及ぶ顔写真と遺書とも言うべき言葉が、飾らずありのままに展示されていました。こうした真実の記録にふれると、当時の方達の気持ちと同調して、胸に込み上げるものがあります。戦後生まれではありますが、展示に溢れる家族を思いやり、必ず守るという気概にやるせなさや、悲しさがつのります。
2日目、2月2日は霧島市役所で市議会が導入しているタブレット端末について丁寧なご説明を受けました。画期的だと思ったのは、議会報にQRコードを記載して、そこから議会の様子が動画で見られるところです。今、つくば市でも議会報のリニューアルについて検討を重ねていますが、紙面に限りがある以上、掲載できる記事も限定されます。動画で議会の様子を見られれば、より多くの情報が読者に伝わるのではと、心惹かれるものがありました。
3日目、2月3日は日南市油津商店街再生事業について伺いました。講師の株式会社油津応援団の黒田康裕氏の話には感銘を受けました。地方再生の鍵は人を集める事「たまり場」を構築する事。そのために必要な費用を借金してまで作る、その情熱が回りを巻き込み、一つの大きなムーブメントを起こすのだと感じました。たくさんの成功事例を伺い、つくばでの旧市街地活性化のヒントをいただきました。
日南市は長年広島カープのキャンプ地に利用されており、油津商店街からキャンプ地球場までは徒歩5分です。球場までの遊歩道はカープにちなんだ赤に染められていました。横断歩道まで赤かったのには驚きです。この横断歩道でビートルズを真似て写真を撮るのが流行りということなので、我々ももれなく流行りに乗ってみました。
行政視察で得た情報、手法、方法はすぐにつくば市に反映できるものとは限りませんが、未来のつくばをより良くするためのヒントがたくさんちりばめられています。これからも新しいモノ、コトを勉強して議会に活かしていきたいと思います。