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2016.11.04

つくばについて②

筑波山の麓に研究学園都市構想が閣議決定されて約50年。私も50歳を越え、まさに学園都市の成長とともに生きてきた人生だ、と最近思うことがある。私が生まれ育った谷田部町は、開発の為に真っ先に土地を提供した町であり、つくば科学万博博覧会の中心地でもあった。現在の谷田部地区は、つくば市の南玄関口に位置し、周辺には豊かな田園環境や農村集落が隣接している。

この谷田部でコンパクトシティ政策を実現するのに必要なのは病院や公共施設を結ぶ道路ではないかと思う。例えば開発が進むTXみどりの駅周辺地区(公共施設、商店有)と旧市街地である谷田部地区(公共施設、商店減少)の間に最先端の科学技術を集約したセグウェイや自動運転自動車などの専用道路を作り、近未来的な道路で結ぶのだ。近未来と書いたが、それは決して遠い先の話ではない。某テーマパークでは膨大な私有地を利用して、セグウェイなどの「モビリティロボット」の実証実験が行われ、一部では実用されている。これは私有地ならではの特典だが、「科学のまち」と称されるつくばなら、全国に先駆けて自治体独自のインフラ整備を行うべきだと思っている。つくばの住人が科学の力を実感できる街になってこそ本当の「科学のまち」になれるのでなないだろうか。

今から10年後の2025年以降、日本人の4人に1人が75歳以上という超高齢化社会が到来するという。公共交通機関の在り方について考えなければならない時期にきているのは、つくばやその中の谷田部に限ったことではない。科学技術の粋を集め、高齢者にやさしい地域をつくることを、ここつくばから全国に発信していきたい。

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